IPA高度区分 論文試験の私的メモ
IPA高度区分について、ITストラテジストで3回連続「論文BまたはC」評価ののち、ITストラテジスト・プロジェクトマネージャ・システムアーキテクトに連続合格しました(画像1参照)。6回の受験を通じて、合格論文/不合格論文の傾向を身をもって体感しました。本記事では、私が論文を書く際に意識しているポイントを端的にまとめます。
- 学習時間は各試験とも概ね20時間以内(ほぼ午前II対策のみ)
- 論文の題材は、すべて実務で扱うクラウドサービスを軸に記載
各区分の対策
午前I対策
午前II対策
- スマートフォンアプリ(基本無料)で過去問をひたすら解けるものがあるため、通勤時間で過去8年分程度を「ほぼ解ける」状態に。
- 過去問道場と異なり解説がないため、理解できない問題・用語はAI等で都度調査。
午後I対策
- 参考書を一読する以外は特段の対策なし。
- 記述式でも、基本的に問題文にある用語以外はほとんど使わない運用。
- 満点ではなく「部分点を積み上げる」方針。結果として高度区分の午後Iはすべて67点でした(画像2参照)。
午後II対策(論文)
事前準備
- 以前は「合格論文の書き方」等の参考書を基に自作テンプレ論文を組み立ててから本番に臨んでいましたが、ITストラテジストに3回連続不合格となり、この方法はやめました。
参考書例:
- 合格論文の書き方
- 現在は、生成AI(十分に賢いモデル)に
「◯◯業界で◯◯を用いたITストラテジストの合格論文を書いて」
のようなプロンプトで複数パターンを生成し、試験直前に3回ほど読みエッセンスだけを吸収します(暗記はしません)。
設定記載シート
- コスト前提は「1人日=100万円」をベースに設定。
- 論文はクラウドをベースにするため、物理サーバ系の設問は「該当しない」を選択。
論文の構成(最重要)
- 細かなテクニックよりも、要点は次の2つに尽きます。
1) 題意に沿って書くこと
2) できるだけ具体的に書くこと
- ITストラテジストで不合格だった頃は、事前に用意した論文を出題に合わせて組み替えて記載していましたが、B評価止まりでした。
出題骨子をベースに「エッセンスを散りばめる」方式に変えたところ、すべてA評価となりました。
具体例:システムアーキテクト(2025年春)午後II 問2
所感
私はシステムアーキテクトの経験は一定ありますが、ITストラテジスト・プロジェクトマネージャは長期プロジェクトでは深く関わっていません。それでも上記方針を徹底することで、少ない事前準備でA評価の論文を書き上げることができました。少しでも参考になれば幸いです。
使用した参考書(一読した程度です)
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